■虫歯や歯周病の家族感染について
風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などは、どちらかというと外出先で感染するケースが多いですが、虫歯や歯周病は少し異なります。いずれも感染症という共通点はあるのですが、感染経路に違いが見られるからです。そこで今回は虫歯や歯周病の家族感染について詳しくご説明します。
▼虫歯・歯周病の感染経路
虫歯や歯周病は、空気感染や飛沫感染ではなく、基本的には接触感染によって広がります。ですから、屋外や電車の中、学校の教室で虫歯・歯周病に感染するリスクは極めて低いといえます。ただし、接触感染に該当するような行為を行えば、家庭の外でも虫歯や歯周病に感染しますので、その点はご注意ください。
◎虫歯や歯周病に感染する行為とは?
虫歯や歯周病は主に唾液への接触で感染が広がります。例えば、ひとつのペットボトルを複数の人間で回し飲みしたり、一つの料理をみんなで共有して食べていたりすると、唾液を介して細菌感染が広がります。家庭ではそうした行為が普通に行われているので、虫歯や歯周病は家族感染が多くなっているのです。
▼虫歯・歯周病の家族感染を防ぐ方法
虫歯や歯周病の家族感染を防ぎたい方は、次に挙げるポイントに注意しましょう。
◎食器やタオルを共有しない
毎日使用する食器やタオルは、それぞれ自分のものを用意するようにしてください。箸やお皿、コップなどはもうすでに使い分けているご家庭も多いかと思いますが、タオルまで徹底しているところは少ないです。当然ですが、歯磨きに使う歯ブラシなどの清掃器具もご家族で共有しないようにしてください。
◎家族全員が虫歯・歯周病予防を徹底する
虫歯や歯周病は細菌感染症の一種であり、誰か一人でも発症してしまうと、家族内で感染が広がりますので、全員が予防に努めることが重要です。もうすでに虫歯にかかっている人は、できるだけ早く治療を受けるようにしましょう。歯周病は自覚症状に乏しい病気であり、気付いていない方も多いので、まずは定期検診を受けてみてください。その際、歯周病が見つかったならば、早急に治療を開始しましょう。また、定期検診で虫歯や歯周病が一切見つからなかったとしても、これからは予防に専念することが大切です。今後赤ちゃんが生まれる予定のあるご家庭ならなおさらご家族の虫歯・歯周病予防が重要となります。
▼まとめ
今回は虫歯や歯周病といった口腔疾患の家族感染について解説しました。お口の病気はインフルエンザや新型コロナウイルスなどと比べると軽視される傾向にありますが、重症化させると歯そのものを失う怖い病気です。それだけに家族内での感染をできるだけ予防することが大切です。東京都大田区のソレイユデンタルクリニックまで相談いただければ、虫歯や歯周病を効率良く予防する方法についてご説明します。フッ素塗布やPMTC、シーラントなどの予防処置も実施しております。
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