インプラント後の食事はOK！おすすめの食べ物やメニュー例を紹介

インプラント後の食事は問題がないものの、インプラント手術直後に食事はできません。インプラント手術後にいつから食事ができるのかというと、「麻酔が切れてから感覚が正常に戻った状態」です。

麻酔が効いているときは口腔内の感覚が鈍るため、食事によって唇や内頬を噛んでしまったり火傷したりするリスクがあります。そのため、インプラント後の食事は麻酔が切れてからにしましょう。

また、インプラント手術後の食事によって傷口の縫合がほどけることで、傷口から細菌に感染する可能性があります。インプラント手術後しばらくの間は、手術部分以外の歯を使って食事するようにしてください。

インプラント手術後の2〜3日は、柔らかく刺激の少ない食事が適しています。特に当日は、おかゆや煮込みうどん・雑炊・ヨーグルト・ゼリーなど、あまり噛む力を必要としないものを選んでください。

インプラント手術は、受ける人によって完了まで最長半年程度を要する手術ですが、術後1週間程度で元の食事内容に戻すことが可能です。

インプラント手術後におすすめな食事メニューを紹介します。柔らかく噛みやすいものに加え、傷口の回復を促進する栄養の多い食事を摂るようにしましょう。

さらに詳しく知りたい方は、インプラント手術を受ける歯科医院にて質問をしてみてください。

インプラント手術後は、硬い食材や極端に冷たい・熱い食事・刺激の強いものは適していません。

硬い食材やかたく噛む必要のある食事は、手術部位だけでなくその他の歯にも力が加わり、手術部位を傷つけたり歯が欠けたりする可能性があります。また、極端に冷たい・熱い食事は口腔内の刺激となり、手術部位の炎症や痛みの原因となる可能性があるため注意してください。

熱いものは、冷ませば問題ありません。適温での食事を心掛けてください。

インプラント手術後には、刺激の少ない飲み物を選び、極端に冷たい・熱い飲み物や酸っぱい飲料は避けることが推奨されます。インプラント手術後に控えるべき飲み物は、以下のようなものです。

• コーヒー
• アルコール飲料
• 炭酸飲料
• グレープフルーツジュースといった酸っぱいドリンク
• 極端に冷たい・熱いドリンク

コーヒーやアルコールは、含まれている成分によって血流が活性化し、インプラント手術による傷口の治りを遅くする可能性があるため控えてください。

また、その他にご紹介した飲み物は傷口への刺激が強く、痛みや炎症を起こす可能性があるため飲まないようにしましょう。

インプラント手術の翌日までの入浴や激しい運動は避けてください。入浴や激しい運動は、体内の血行を促進し傷口の治りを遅らせる原因となるためです。

術後3日程度は軽い運動や入浴は避け、激しい運動をする場合は術後1週間は控えるようにしましょう。

インプラント手術後は、禁煙が推奨されます。タバコに含まれるニコチンやタールなどの物質によって、手術部位の回復が遅れる可能性があるためです。

また、タバコの煙は口腔内の環境を悪化させ、「インプラント周囲炎」という歯周病を進行させます。インプラント歯周炎にかかると、骨が溶けてインプラント体が脱落することでインプラント失敗となりかねません。

可能であれば、インプラントをすると決めたタイミングから禁煙をスタートするようにしてください。

インプラント手術後は、歯磨きの仕方に注意が必要です。

インプラント直後の傷口は非常にデリケートです。インプラント手術当日は、歯磨きやうがいは避けるようにしましょう。

インプラント手術翌日から歯磨きを再開して問題ありませんが、強く磨くと部位の炎症や感染のリスクが高まる可能性があります。術後の抜糸までの期間は、できるだけ優しく磨くようにしてください。また、硬いブラシはインプラント部位に過度な圧力をかける可能性があるため、柔らかい歯ブラシを使用しましょう。

人口歯が装着されてからは、丁寧に磨くようにしてください。人口歯にはプラークが溜まりやすく、インプラント周囲炎を引き起こす可能性があるためです。インプラントの寿命を伸ばすためにも、念入りに磨くようにしましょう。