オールオン4の術中・術後の痛みとは？痛みへの対処法・予防法

オールオン4手術中は、最大限痛みに配慮した麻酔が必ずおこなわれています。主に、以下3つの麻酔方法です。

多くの場合、局所麻酔または静脈麻酔が選ばれ、ソレイユデンタルクリニックでも麻酔科医に夜静脈内鎮静法を実施しています。

また、どの麻酔を用いるかは歯科医師との十分な相談のもとで決定されます。

痛みの感じ方は個々の状態や症状によって異なりますが、オールオン4手術の痛みは一般に抜歯時と似た程度といわれています。オールオン4の手術では、インプラントを設置する際に顎の骨に穴を開けるため、骨や周辺組織がダメージを受けることで痛みや腫れが生じます。

ただし、オールオン4ではインプラントの数が少ないため、骨の角度や位置を調整することによって骨をあまり削らずに済み、結果的にダメージが少なくなります。多くの場合、適切な痛み止めの薬を用いることで、痛みの管理が可能です。

オールオン4手術後の痛みと腫れは比較的軽く、回復も早いのが特徴です。基本的には1週間程度で痛みが引くとされています。

また、痛みのピークは手術後2〜3日間程度で、この期間が最も痛みが強く感じられることが多いです。痛みに対しては市販薬や医師による処方薬が有効で、適切な服用で痛みを軽減できます。

また、腫れは手術翌日から3〜4日間がピークで、冷却することで効果的に抑えることが可能です。

オールオン4手術後は、7日〜10日後に抜糸がおこなわれます。抜糸ではチクッとする程度の軽い痛みがあり、多くの方はほとんど痛みを感じません。

オールオン4の手術を受けた日は、身体への負担を最小限に抑えるために安静を保つことが重要です。そのため、以下のような行動を控えてください。

• 激しい運動をしない
• お風呂はシャワーのみにする

これらは出血を増やす原因となることがありますので、手術当日は特に注意が必要です。

手術では、痛み止めや抗生剤が処方されます。痛み止めは痛みが強いときに服用しますが、抗生剤は術後の感染症予防のためのものです。

処方された薬は完全に飲み切り、医師の指示に従うようにしてください。

術後の食事は、治癒過程に配慮する必要があります。硬い食べ物や刺激の強いものは避け、優しい素材の料理を心がけましょう。また、タバコやアルコールの摂取も控えめにすることが望ましいでしょう。

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​​手術後の歯磨きは丁寧におこなう必要があります。1週間から10日ほど経ってからおこなわれる抜糸までは、歯ブラシが傷口に触れないよう注意しながら、口内を清潔に保ちましょう。

また激しいうがいは避け、優しくおこなってください。

手術後に腫れが気になる場合は、氷嚢や冷却ジェルなどで患部を冷やすと良いでしょう。適度な冷却は腫れを和らげる効果が期待できます。

腫れの経過を注意深く観察し、必要に応じて医師に相談することをおすすめします。

手術後の痛みは、処方された鎮痛剤を服用することで改善が期待できます。しかし、痛みが続く場合や日を追うごとに悪化してきた場合は、細菌感染の可能性も否定できません。そのため我慢せずに早めに医師に相談することが大切です。

医師による適切な処置を受けることで、順調な回復につながります。