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インプラント周囲炎の初期症状とは?予防と対処法を解説

インプラント治療が失敗する最大の原因として、「インプラント周囲炎」があります。インプラント周囲炎は、重症化する前に発見できれば治療の失敗を防ぐことが可能です。

そこでこの記事では、インプラント周囲炎の初期症状やその見分け方、原因と予防法、そして適切な対処法について解説しています。

この記事を読むことで、インプラント周囲炎についての正しい知識を理解し、効果的な予防と対策を実践できるでしょう。

インプラント治療を受けた方や、これから受ける予定の方は、ぜひ参考にしてください。

1.インプラント周囲炎とは?

インプラントの周りの歯肉や骨に感染が起こる病気です。歯周病に似ていますが、歯周病の10~20倍もの速さで進行し、歯肉や顎の骨が破壊され、最悪の場合インプラントを失います。

1-1.インプラント周囲炎は兆候を掴みづらい

インプラントは人工歯のため虫歯にはなりませんが、周囲の歯肉や骨は細菌の影響を受けやすい状態です。初期段階では炎症や痛み、出血などの症状がほとんど現れないため、気づいたときには症状が進行しているケースがほとんどです。

さらに、インプラントには神経がないため、問題が発生していても食事中の違和感もなく、早期発見が難しい状況となっています。

2.インプラント周囲炎の初期症状

インプラント周囲炎の初期症状として、主に5つの兆候が挙げられます。

  • 歯ぐきの赤みや腫れ
  • 歯磨き時の出血
  • 軽い違和感や痛み
  • 口臭の変化
  • インプラントのぐらつき

これらの症状が見られたら、すぐに歯科医師へ相談するようにしてください。詳しく解説していきます。

2-1.歯ぐきの赤みや腫れ

歯周病と同じように、インプラント周囲炎の最も初期に現れやすい症状は、歯肉の赤みや腫れです。これは細菌感染により歯肉に炎症が起きているサインです。

毎日の歯磨き時に歯肉の色の変化や、ぶよぶよとした腫れがないかをチェックしましょう。

2-2.歯磨き時の出血

健康な歯肉であれば、歯磨きで出血することはありません。しかしインプラント周囲炎が始まると、歯磨きなどの刺激で出血するようになります。

特に朝一番の歯磨き時に出血が見られる場合が多いため、注意が必要です。

2-3.軽い違和感や痛み

インプラント周囲の歯肉に痛みや不快感を感じるようになるのは、炎症が進行しているサインです。

食事中や歯磨き時に違和感を感じる場合は、歯科医院での検査を検討しましょう。

2-4.口臭の変化

口臭が気になり始めるのは、インプラント周囲で細菌が異常に増殖しているためです。

通常の歯磨きやマウスウォッシュでは改善しない口臭がある場合、専門的なケアが必要です。

2-5.インプラントがぐらつく感覚がある

インプラントにグラつきが生じるのは、顎の骨が溶けて支えが弱くなっているためです。

噛む時や指で触れた時にわずかでも動きを感じたら、すぐに歯科医院での精密検査が必要です。

3.インプラント周囲炎の主な原因

インプラント周囲炎の主な原因として、5つの要因が挙げられます。

  • 日々のケアを適切におこなえていない
  • 歯科医院でのメンテナンスが不足している
  • 喫煙習慣がある
  • 糖尿病がある
  • 歯ぎしりや食いしばりがある

それぞれの原因とリスクについて、詳しく解説していきます。

3-1.日々のケアを適切におこなえていない

歯肉との境目は細菌が溜まりやすく、毎日の丁寧な清掃が欠かせません。

適切なケアを怠ると歯肉が炎症を起こし、次第に症状が悪化していきます。

3-2.歯科医院でのメンテナンスが不足している

自宅でのケアだけでは、取りきれないプラークや歯石が蓄積します。

3~4ヶ月に1回の専門的なクリーニングを受けないと、これらが細菌の温床となってしまいます。

3-3.喫煙習慣がある

タバコは血管を収縮させ、インプラント周囲の血流を悪くします。

その結果、組織への栄養や酸素が不足し、感染リスクが高まってしまいます。

3-4.糖尿病がある

高血糖が続くと免疫力が低下し、感染しやすい体質になります。

また、傷の治りも遅くなるため、インプラントと骨のつながりにも影響が出ます。

3-5.歯ぎしりや食いしばりがある

強い噛みしめはインプラントと骨の結合を弱めます。

特に就寝中の無意識な歯ぎしりは、長時間の負担がかかるため危険です。

3-5.歯ぎしりや食いしばりがある

強い噛みしめはインプラントと骨の結合を弱めます。

特に就寝中の無意識な歯ぎしりは、長時間の負担がかかるため危険です。

4.インプラント周囲炎の予防と対処法

インプラント周囲炎の予防と対処法として、4つの重要なポイントがあります。

  • 定期的なメンテナンスを受ける
  • 正しい歯磨き方法を実践する
  • 生活習慣を改善する
  • 症状が出たらすぐに歯科医院を受診する

それぞれの方法について、詳しく解説していきます。

4-1.定期的なメンテナンスを受ける

インプラントを長く使うには、3~4ヶ月ごとの検査が必要です。歯科医院では特殊な道具を使って普段落とせない汚れを取り除き、レントゲンで骨の中まで確認します。

毎回の検査で異常がないかチェックできるので、早めの対処も可能です。

4-2.正しい歯磨き方法を実践する

歯ぐきの境目は特に注意が必要です。歯ぐきの境目はプラーク(歯垢)がたまりやすく、歯ブラシだけでは不十分です。歯間ブラシやフロスを使って、食べかすや細菌をしっかり取り除きましょう。

4-3.生活習慣を改善する

タバコはインプラントの大敵です。血液の流れが悪くなり、歯ぐきの治りも遅くなってしまいます。

また、強いストレスや糖尿病は体の抵抗力を下げるため、規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけましょう。

関連記事:インプラント後の食事はOK!おすすめの食べ物やメニュー例を紹介

4-4.症状が出たらすぐに歯科医院を受診する

歯ぐきが赤く腫れている、歯磨きの時に出血する、食事の時に違和感があるなど、普段と違う症状があればすぐに受診しましょう。

早めに治療すれば、インプラントの寿命を伸ばすことが可能です。

関連記事:インプラントの寿命はどのくらい?寿命を延ばす方法も解説

5.まとめ

今回は「インプラント周囲炎の初期症状と予防法」について解説してきました。

インプラント周囲炎は進行が早く深刻な病気ですが、適切な予防と早期発見で予防ができます。歯ぐきの変化や出血、違和感などの初期症状を見逃さないことが重要です。

また、定期的なメンテナンスや正しいセルフケアに加えて、喫煙や糖尿病といったリスク要因の管理も欠かせません。気になる症状がある方は、早めに歯科医院を受診してください。

ソレイユデンタルクリニックでは、インプラントについてのご相談を随時受け付けております。術前・術後のケアまで徹底しておこなわせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

医療法人社団隆嘉会 ソレイユデンタルクリニック 理事長

山田 嘉宏(やまだ よしひろ)

1990年 昭和大学歯学部 卒業
1990~1992年 東京医科歯科大学補綴科 勤務
1992~1993年 茨城県友部歯科診療所 勤務
1993~1999年 品川区共立歯科 分院長 勤務
1999~2003年 よしひろ歯科クリニック 開院
2003年 医療法人社団隆嘉会 よしひろ歯科クリニック 開院
2014年 医療法人社団隆嘉会ソレイユデンタルクリニック 開院

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