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【徹底解説】前歯のインプラントが難しい理由は?できない場合もある?

前歯を失ったときの治療方法として、インプラントを検討されている方は多いのではないでしょうか。ですが、前歯へのインプラントは容易な施術ではありません。

そこでこのコラムでは、以下の内容について解説しています。

  • 前歯のインプラントが難しい3つの理由
  • 前歯のインプラントができない場合もある
  • 前歯のインプラントをするメリット4選
  • 前歯のインプラントをする6つの注意点

前歯を失ったときに考えられるインプラント以外の方法

前歯のインプランを検討されている方や、前歯のインプラントができないと聞いて不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.前歯のインプラントが難しい3つの理由

早速、前歯のインプラントが難しいといわれている理由について、以下の3つを解説していきます。

  • 顎の骨や歯ぐきが薄い
  • 審美性が損なわれる可能性がある
  • 神経の位置が近い

1-1.理由①顎の骨や歯ぐきが薄い

前歯部分は顎の骨や歯ぐきが薄く、インプラントを安定させるのが難しい場合が多いです。前歯は比較的小さく、その支えとなる顎の骨も薄いため、十分な骨量が必要なインプラントの固定が難しくなることがあります。また、歯ぐきの厚さが足りないと、インプラントが露出するリスクが増えることも。

そのため、骨や歯ぐきが薄い場合、補強のための骨増大手術が必要となることがある。

1-2.理由②審美性が損なわれる可能性がある

前歯は歯のなかでも特に目立つ部分であり、見た目の印象に影響する部分です。そのため、インプラントの不適切な取り付けや色の違いが目立つことで、審美性が損なわれる可能性があります。

特に、インプラントの形や色が天然の歯と異なる場合、違和感を感じることが多いです。

また、歯ぐきが薄い方の場合はインプラントの土台となる「アバットメント」が透けて見える可能性が高いです。アバットメントが透けると黒ずんで見え、外見を損なうことがあります。

1-3.理由③神経の位置が近い

前歯部分の神経は表面に近く、インプラント治療中に損傷するリスクが高いです。インプラントの治療によって神経を損傷すると、感覚の喪失や痛み・しびれなどの症状が生じる可能性があります。

そのため、神経を傷つけないために骨を増やす処置をおこなう場合もあり、手術前の詳細な検査や計画が重要かつ、経験豊富な医師の下での手術が推奨されます。

2.前歯のインプラントができない場合もある

前歯のインプラントは、以下のような場合はできないと判断されることがあります。

  • 骨粗鬆症で骨密度が低い
  • 18歳以下の未成年である
  • 歯周病や虫歯など口腔内の状態が悪い
  • 糖尿病や高血圧などの持病を持っている
  • 妊娠している

インプラントができないケースとその理由については、以下のコラムで解説しています。あわせてご覧ください。

インプラントできない人の条件とは?できないときの対処法も解説

3.前歯のインプラントをするメリット4選

では、施術が困難であっても前歯のインプラントをするメリットは何があるのでしょうか。今回は、以下の4つを解説します。

  • 見た目が天然の歯に近い
  • 他の歯を傷つけないで施術できる
  • 噛む力が天然の歯に近く強い
  • 寿命が長い

3-1.見た目が天然の歯に近い

インプラントは、ブリッジや入れ歯などよりも天然の歯に非常に近い外見を持ち、歯を見せることに自信を持てます。

インプラントの技術が正確な歯科医であれば、天然の歯に色や形が自然に馴染むため、よく見ても見分けがつかないでしょう。

前歯の見た目を気にされている方は特に、インプラントを選ばれるのがおすすめです。

3-2.他の歯を傷つけないで施術できる

インプラントは隣接する天然の歯を傷つけることなく、安全に施術することができます。

ブリッジや入れ歯は、通常隣接する歯の形を整えるために歯を削る必要があります。一方でインプラントは、顎にアバットメントを埋め込むことで人口歯を装着する方法のため、他の歯を削らずに治療を進められます。

3-3.噛む力が天然の歯に近く強い

インプラントは、土台を利用して人工の歯を装着するため、天然の歯に匹敵する噛む力や強度を持っています。

人が食べ物を飲み込むとき、まずは前歯で食いちぎってから奥歯で噛むという流れで進みます。そのため、インプラントによって前歯の噛む力を十分に確保できれば、咀嚼や消化に影響を与えることなく食事が可能です。

3-4.寿命が長い

インプラントは、入れ歯やブリッジと比較して長期間の使用が可能です。

入れ歯は5年程度、ブリッジは7年程度の寿命なのに対し、インプラントは10年程度の寿命があるとされています。ただし、正確なケア・メンテナンスをすることが大前提です。

インプラントの寿命については、以下の記事にて詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

インプラントの寿命はどのくらい?寿命を延ばす方法も解説

4.前歯のインプラントをする6つの注意点

前歯のインプラントには、注意すべき点があります。今回は、6つの注意点を解説していきます。

4-1.対応できる歯科クリニックが限定される

前歯のインプラントを希望する場合、すべての歯科クリニックが対応しているわけではありません。

前歯のインプラントは見た目の重要性が高く、技術的な難易度もあるため、経験豊富な歯科医師や特定の専門設備が必要です。

そのためインプラントをするクリニック選びの際は、インプラントの実績や専門性をしっかり確認することが重要です。

4-2.歯がない期間は仮歯を入れる

インプラント治療中、一時的に歯がない状態になることが予想されますが、この期間は仮歯を入れるようにしましょう。

歯がない期間も仮歯を入れることによって、見た目を損なうことがないためです。

インプラントで歯がない期間の対応については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

インプラント治療中の歯がない期間はどのくらい?対応や注意点を解説

4-3.喫煙を控える

インプラント治療中や治療後は、できるだけ喫煙を控えてください。喫煙が原因で、インプラントの治療期間が伸びたり、インプラントと骨の結合に支障をきたす可能性が高いためです。

よって、インプラントの成功率を高めるために治療期間中の喫煙は避けるようにしてください。

4-4.費用が高額になる

前歯のインプラントは、インプラント自体の金額が高くなるうえに、骨生成をはじめとした骨を増やす手術によってさらに高額となる可能性があります。

インプラント手術前のカウンセリング時におおよその金額を見積もってもらいましょう。

4-4-1.インプラント1本あたりの費用

インプラントの料金はクリニックや使用する材料によって異なりますが、インプラント一本あたりの相場は300,000円〜500,000円程度です。

また、インプラントに伴って特別な手術が必要な場合は、追加料金がかかります。

4-4-2.インプラントで保険適応される場合もある

インプラント治療は基本的に自費診療となりますが、一部保険適応となることがあります。

たとえば、先天的な病気や何らかの事故によって歯や顎の骨を失うようなケースです。自身の状態が保険適用となるかどうか、歯科医院で確認してみると良いでしょう。

4-5.インプラントの治療期間が長い

インプラントの治療は、その他の歯科治療と比較して治療期間が長いです。

インプラントでは、アバットメントを顎の骨へ埋め込む必要があるためです。そのため、1次手術や2次手術などいろいろな作業工程が必要となり、それ相応の治療期間が必要となります。

4-5-1.インプラントの治療期間

インプラントの治療期間は、一般的に数ヶ月〜1年程度を要します。インプラントが完了するまで、以下のような工程で進んでいきます。

  1. インプラント手術に向けたカウンセリング
  2. 各種精密検査
  3. インプラント手術
  4. 待機期間
  5. 必要であれば2回目のインプラント手術
  6. 被せ物の型取りおよび装着

よって、その他の治療よりも完了するまでに時間がかかるようになっています。

4-6.早めに前歯のインプラント治療を開始する

前歯の問題を発見した場合、早期の治療開始が望ましいです。長期間歯がない状態を放置することで、歯並びの変動や骨量の減少を引き起こす可能性があります。

そのため、前歯を失った場合はなるべく早くインプラント治療を進めるようにしましょう。

5.前歯を失ったときに考えられるインプラント以外の方法

費用の問題で、すべての方がインプラントを選択されるわけではありません。そんなとき、ブリッジや入れ歯は有効な代替手段となり得ます。

5-1.ブリッジ

ブリッジは、隣接する健康な歯を支えとして人工の歯を装着する方法です。

入れ歯よりも見た目や噛み心地がよく、安全性が高いといえます。ただし、隣接する歯を大きく削る必要があるため、歯全体に与える影響は大きいです。

5-2.入れ歯

入れ歯は、取り外し可能な義歯で、ブリッジやインプラントと比べて初期投資が低いことが多い方法です。前歯だけでなく、すべての歯に適応することが可能な方法となっています。

健康な歯を削る必要はなく、入れ歯が壊れたら修理することも容易ですが、固定されるわけではないので日常生活でずれやすい点がデメリットとなります。

6.まとめ

前歯のインプラント治療は、顎の骨が薄かったり神経の位置が近いことから、難しい手術となります。また、妊娠中や持病を持っている方は手術を受けられないことも。

ですが、手術がおこなえれば失った前歯をより自然に取り戻す最適な手段といえるでしょう。前歯のインプラントを検討している方は、しっかりと情報を収集し、信頼性の高い歯科医を選ぶことが大切です。

ソレイユデンタルクリニックでは、インプラントについてのご相談を随時受け付けております。術前・術後のケアは徹底しておこなわせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

医療法人社団隆嘉会 ソレイユデンタルクリニック 理事長

山田 嘉宏(やまだ よしひろ)

1990年 昭和大学歯学部 卒業
1990~1992年 東京医科歯科大学補綴科 勤務
1992~1993年 茨城県友部歯科診療所 勤務
1993~1999年 品川区共立歯科 分院長 勤務
1999~2003年 よしひろ歯科クリニック 開院
2003年 医療法人社団隆嘉会 よしひろ歯科クリニック 開院
2014年 医療法人社団隆嘉会ソレイユデンタルクリニック 開院

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