「インプラントの手術時間はどれくらい?」「インプラント手術の流れは?」「仕事や社交生活に支障をきたしたくない」と思っていませんか?
上記の疑問をお持ちの方は、できるだけ早く、歯の欠損による発音の悪さや見た目の悪さをどうにかしたいとお悩みなのではないでしょうか。インプラント手術は早ければ15分程度で終了できる場合もあり、日帰りも可能です。
この記事では、「インプラントの方法別の手術時間や一般的なフロー」を紹介します。インプラント治療の歯科医院の選び方まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
インプラントの手術時間は、方法ごとに異なります。
それぞれ解説します。
1回法のインプラント手術は、通常「1本あたり20〜30分程度」で完了します。複数本の場合は45分以上かかることもありますが、日帰り手術が可能です。
1回法の利点は、手術回数が少なく患者への負担が軽減されることです。ただし、骨の状態も良好で十分な初期固定が得られる場合に適します。
1回法のインプラント手術の流れは、以下のとおりです。
1回法は手術回数が少なく、患者への負担が軽減されるメリットもあります。ただし、感染リスクがやや高まるデメリットもあるためよく検討しましょう。
2回法のインプラント手術は、2段階でおこなわれます。一次手術は、インプラント体を顎骨に埋入するため「1本あたり10〜25分程度」です。
その後、3〜6ヶ月の治癒期間を経て、二次手術でアバットメントを装着します。二次手術は比較的短く、「10分程度」で終わるケースが多いです。
2回法は骨との結合を確実にする点で優れていますが、全体の治療期間は長くなります。
2回法のインプラント手術の流れは、以下のとおりです。2回法のインプラント手術は、一次手術と二次手術の2段階でおこなわれます。
2回法は感染リスクが低く、さまざまな症例に対応できるメリットもありますが、治療期間が長くなるデメリットもあります。
オールオン4は、上下顎のすべての歯を4本のインプラントで支える方法です。通常、準備から暫間義歯装着まで「約3〜4時間」かかります。
骨量が少ない患者にも適用でき、骨造成が不要な場合も多いため、全体の治療期間を短縮できます。また、即時荷重が可能なため、手術当日から暫間の歯を使用できるのが特徴です。
オールオン4のインプラント手術の流れは、以下のとおりです。
オールオン4は、骨造成が不要な場合が多いため、全体の治療期間を短縮できるメリットがあります。
骨造成をおこなう場合は、処置の範囲や方法によって異なりますが、骨造成をともなう手術は通常より30分〜1時間程度長くなる場合があります。骨造成とは、顎の骨の厚みや高さが不足している場合に、骨補填材などを使用して骨を増やす処置です。
代表的な方法には、骨の幅を広げるGBR法や、上顎の奥歯部分で骨の高さを補うサイナスリフト法・ソケットリフト法などがあります。
また、骨造成とインプラント埋入を同時におこなう方法だけでなく、先に骨造成をおこない、骨が定着してからインプラントを埋入する方法もあります。
手術時間や治療期間は骨の状態によって異なるため、事前に歯科医師へ確認しておきましょう。
インプラント手術時間に影響する要因は、以下の5つです。
ひとつずつ解説します。
インプラント手術時間は、患者の顎骨の状態に大きく左右されやすいです。骨の量が十分で質が良好な場合、通常のインプラント埋入手術は30分程度で完了します。
しかし、骨量が不足している場合や骨質が弱い場合、骨造成手術が必要です。骨造成を同時におこなう場合、通常の手術時間に加えて最大30分程度かかる場合があります。
患者の全身健康状態も、インプラント手術時間に影響を与えます。とくに糖尿病や骨粗しょう症などの疾患は、骨の治癒能力に影響を与え、手術時間や治療期間の延長を招きます。
もし疾患がある場合、手術中の安全性確保のために追加の処置や慎重な対応が必要です。
結果として手術時間が長くなり、全身疾患の管理が不十分な場合はインプラント手術自体を延期するケースもあります。
インプラント手術時間は、執刀する歯科医師の技術と経験にも大きく依存しやすいです。経験豊富な歯科医師は、効率的かつ正確に手術をおこなえるため、手術時間の短縮が見込めます。
一方で、サージカルガイドを使用できる歯科医院では、より短時間で正確な施術が可能です。
インプラント手術の種類によって、手術時間は大きく異なります。
オールオン4:準備から暫間義歯装着まで約3〜4時間
さらに、骨造成を同時におこなう場合は、通常の手術時間に加えて最大30分程度延長されます。一方、骨造成を別途おこなう場合は30〜90分程度かかり、全体の治療期間も延びます。
患者の口腔内の状態において、顎骨の量と質が十分な場合、通常のインプラント埋入手術は30分程度で完了できます。
ただし、骨量が不足している場合や骨質が弱い場合は、骨造成手術が必要です。そのため、手術時間が延長するケースもあります。
また、歯周病やそのほかの口内疾患がある場合も事前の治療が必要となり、全体の治療期間が延びる場合もあります。抜歯が必要な場合は、追加で5〜10分程度かかるため注意が必要です。
インプラントの治療期間は、通常3カ月〜1年程度かかります。手術自体は半日〜2日で終わりますが、インプラント体と顎骨の結合に時間を要するためです。
下顎では約3カ月、上顎では約6カ月の治癒期間が必要です。ただし、骨造成が必要な場合や全身状態によっては、さらに長期化するケースもあります。
詳しくは以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
インプラント治療の歯科医院の選び方は、以下の4つです。
それぞれ解説します。
インプラント治療を成功させるには、専門医の資格と豊富な経験を持つ歯科医師を選ぶことが重要です。たとえば、日本口腔インプラント学会の専門医資格を持つ医師や、インプラント治療の症例数が多い医師を探しましょう。
経験豊富な医師は手術時間を短縮でき、患者の負担を軽減できます。また、定期的に研修会に参加し、最新の技術や知識を習得している医師を選ぶことで、より安全で効果的な治療を受けられます。
質の高いインプラント治療を受けるには、最新の設備が整った歯科医院を選ぶことが大切です。
とくに、歯科用CTは必須の設備です。顎の骨の状態を詳細に把握でき、より安全で正確な手術が可能になります。
また、清潔で整理整頓された医院環境も重要なポイントです。最新の設備は手術時間の短縮にもつながり、患者の負担を軽減します。
信頼できる歯科医院では、十分な時間をかけて丁寧なカウンセリングをおこないます。治療のメリットやデメリットだけでなく、代替治療法も説明してくれる医院がおすすめです。
また、治療費用や期間、手術時間についても明確な説明があるかどうかをチェックしましょう。患者の不安や疑問に真摯に向き合い、納得のいく説明をしてくれる医院であれば、安心して治療を任せられます。
インプラント治療の成功には、手術後のアフターケアの充実が欠かせません。定期的なメンテナンスの重要性を説明し、長期的なサポート体制が整っている医院を選びましょう。
また、保証の制度が整っているかどうかも重要なポイントです。万が一の場合に備えて、一定期間の保証がある医院を選ぶことで、安心して治療を受けられます。
アフターケアの充実は、インプラントの長期的な成功と患者の満足度向上につながります。
インプラント手術後は、患部を安静に保ち、歯科医師の指示に従って過ごすことが大切です。
ここでは、手術当日から抜糸までの経過と、日常生活で注意したいポイントを解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
インプラント手術当日から翌日にかけては、できるだけ安静に過ごしましょう。
手術直後は傷口が不安定なため、身体を動かしすぎると血流が増加し、出血や腫れが強くなるおそれがあります。とくに、長時間の外出や重い荷物を持つ作業、激しい運動は控えることが大切です。
仕事や家事も無理のない範囲にとどめ、十分な睡眠をとりましょう。
インプラント手術後は、処方された抗生剤や鎮痛薬を歯科医師の指示どおりに服用しましょう。
抗生剤は細菌感染を防ぐ目的で処方されることがあり、自己判断で服用を中断すると、感染リスクが高まる可能性があります。
また、鎮痛薬は手術後の痛みを和らげるために使用します。痛みが強くなる前に服用するよう指示される場合もあるため、服用方法や間隔を確認しておきましょう。
インプラント手術当日は、入浴・飲酒・激しい運動を控えましょう。身体が温まったり血流が増加したりすると、傷口から出血したり、痛みや腫れが強くなったりするおそれがあります。
入浴は長湯や熱い湯船を避け、短時間のシャワー程度にとどめましょう。
インプラント手術後は、患部に負担をかけない食事やブラッシングを心がけましょう。硬い食べ物や刺激の強い食べ物を口にすると、傷口に負担がかかったり、痛みや出血につながったりする場合があります。
食事はおかゆやスープ、やわらかく煮た食材など、噛む力をあまり必要としないものがおすすめです。また、手術した側で噛むことは避け、熱すぎる食べ物や香辛料の強い食べ物も控えましょう。
ブラッシングでは、手術した部分を強くこすらないように注意してください。ただし、口腔内を不衛生な状態にすると感染リスクが高まるため、ほかの歯は通常どおり丁寧に磨いてください。
インプラント手術後の痛みや腫れは、一般的に術後2〜3日をピークとして、その後1週間程度かけて徐々に落ち着いていく傾向があります。ただし、骨造成をともなう場合や手術範囲が広い場合は、腫れや痛みが長引くこともあります。
また、以下の症状がある場合は感染症の可能性もあるため、注意が必要です。
上記の症状が現れた場合は通常の経過と決めつけず、早めに手術を受けた歯科医院へ相談しましょう。
インプラント手術後の抜糸は、一般的に術後1〜2週間程度でおこなわれます。ただし、傷口の状態や手術方法、使用した縫合糸によって時期は異なります。
歯ブラシを患部に強く当てると、傷口が開いたり出血したりする可能性があるため、抜糸までの期間は、傷口を舌や指で触ったり、強くうがいをしたりしないように注意しましょう。
抜糸の時期は歯科医師が傷口の治り具合を確認して判断するため、指定された日に受診することが大切です。
インプラント治療に関するよくある質問を以下にまとめました。
それぞれ紹介します。
これらの期間はおおよそのもので、使用される素材や患者の口腔状態によって変わります。経験豊富な歯科医師の場合、3〜4本でも15分程度で終了することもあります。
1回法は手術の負担が一度きりのため、切開にともなう痛みやリスクが軽減されます。一方で、2回法は2度の手術があるため、痛みやリスクが増加する可能性もあります。
インプラント手術は局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。ただし、個人差があるため、不安な場合は事前に歯科医師に相談しましょう。
治療費用の相場は、通常のインプラント1本あたり「30万円〜50万円」程度です。また、オールオン4の上下それぞれの歯の費用相場は「210万円〜300万円」程度です。
インプラント治療中は、一時的に歯のない期間が生じる場合もあります。とくに、2回法では、インプラント体の埋入から人工歯の装着までの間(通常3〜6カ月)は、仮歯を使用するケースが多いです。
インプラント手術の種類によって、手術の平均時間は大きく異なります。
経験豊富な歯科医師の場合、インプラント手術後に日帰りができるケースもあるため、デスクワーク中心の仕事復帰も可能です。
ソレイユデンタルクリニックでは、インプラントについてのご相談を随時受け付けております。術前・術後のケアまで徹底しておこなわせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
医療法人社団隆嘉会 ソレイユデンタルクリニック 理事長
山田 嘉宏(やまだ よしひろ)
1990年 昭和大学歯学部 卒業
1990~1992年 東京医科歯科大学補綴科 勤務
1992~1993年 茨城県友部歯科診療所 勤務
1993~1999年 品川区共立歯科 分院長 勤務
1999~2003年 よしひろ歯科クリニック 開院
2003年 医療法人社団隆嘉会 よしひろ歯科クリニック 開院
2014年 医療法人社団隆嘉会ソレイユデンタルクリニック 開院
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